遠隔点呼の申請が4月から始まっています。
遠隔点呼とは「遠隔点呼実施要領」で定める要件を満たす 機器・システムを用いることにより
営業所間、営業所と車庫間等での点呼が可能となります。

これまでIT点呼は輸送の安全に関する取り組みが優良であると認められる
営業所のみにおいて実施が認められていました。
今後は、Gマーク認定が無い事業所においても 「遠隔点呼実施要領」の要件
を満たせば遠隔点呼ができるようになります。

対面点呼に代わる遠隔点呼を実施するためには 下記の要件があります。
①遠隔点呼に使用する機器・システムが満たすべき要件
②遠隔点呼を実施する場所が満たすべき施設・環境要件
③運用上の遵守事項

また、遠隔点呼を実施しようとする場合、
事前に運輸支局長等に申請書等を提出しなければいけないので注意して下さい。

運行管理者の残業時間の上限遵守には、多くの運送会社が苦労しています。
遠隔点呼を利用して、運行管理者の業務削減、働き方改革に つなげていきたいところです。

トラック運送業特化社労士 名古屋 清隆［北海道（札幌市）を中心に活動］